これは、「当然知ってます!」という方も、「聞いたことはある。」という方も
いらっしゃると思います。要は、筋肉が成長する仕組み、です。
人間には、自然治癒力が備わっています。だからまず、筋肉に負荷をかける(久しぶりに坂道を歩いた、階段をたくさん上る、など)。これにより、筋肉組織が破壊されてしまいます(生理的コンディションが崩れている、という状態)。
すると、自然治癒力が発動し、これを回復させます。
この際に、ただ回復させるだけではなく、次は同じ破壊行動が起こったとしてもそれでは壊れないように強く回復させようとする。これを、超回復と言います。(超回復に要する時間は、24時間〜72時間などと言われており、個人差や年齢差など、様々な要因で変わってきます。)
▲筋肉を成長させる為に、超回復を
うまく利用しましょう。
ここが、大切な部分です。私たちは、アスリートのように体を鍛えることが仕事ではありません。なので、あえて筋肉痛を発生させる必要があるのか、とも考えられます。
そこで筋肉痛についての理解です。実は、筋肉痛のメカニズムは、まだしっかりと解明されていないのです。その上で、筋肉痛が発生していなくても、超回復は行われると考えられているようです。
だから、筋肉痛が発生していないからダメだ・・・と思いすぎることなく、弱い負荷でも 運動をしていくことで、筋肉を大きくしていくことは
可能なのです。
▲筋肉をつける為に、筋肉痛は必ず
しも必要ではありません。
これは、マイナスと言われています。回復途中で負荷をかけることにより、本来 回復するところまで
戻らなくなってしまうことがあると言われます。
部位を変えて、ローテーションを組んでトレーニングを行なう方法が
今は一般的になっています。
▲筋肉痛があるときは、筋肉を休ま
せましょう。
ここも、仕事や家庭を抱える私たちは大切にしたいところです。超回復させて筋肉を増やし、アンチエイジングにつなげる。これは当然、
着実に行っていきたいです。ただ・・・
筋肉を破壊する行為、は当然、体にはストレスがかかります。
精神的にもストレスをかける行為になります。
ここを理解しておくことが重要です。アスリートのように、毎日
体を動かすことができていれば、それほどのストレスでなくなる場合も
ありますが、私たちは体を鍛えること以外にもしなくてはいけないことが
たくさんあります。
だからこそ、筋肉トレーニングは体にストレスをかける行為である、
と認識をしておくのです。これにより、適切に適度に自分にあった超回復をさせることができるのです。これを知らないと、ストレス過多の日々を
送っている中で、体の為にと強烈な筋肉トレーニングを行い、オーバーワークに
なってしまうこともあるかも知れません。
良い塩梅を模索する、これも超回復の恩恵を授かるには必要なのです。
これらを知っておくことで、ご自分にあった適切で最適な筋肉トレーニングによる超回復を起こし、理想の体に近づくことができると思っております。
活かされてください!!
▲体のストレスになり過ぎない、
ご自身の最適なトレーニングを
心がけて下さい。